もやしの日持ち・賞味期限は何日くらい?保存方法ごとの保存期間も解説

もやしは日持ちしない食材です。しかし、適切な保存方法に変えるだけで保存期間を倍以上に延ばすことができます。開封した袋のまま冷蔵保存した場合2~3日、水につけて冷蔵保存した場合3~7日、冷凍保存した場合は2週間~1ヶ月保存することができます。

もやしの日持ち・賞味期限は何日くらい?保存方法ごとの保存期間も解説
出典 : Room's Studio/Shutterstock.com

使い切れないもやしは冷蔵保存

使い切れないもやしは冷蔵保存

Brent Hofacker/Shutterstock.com

もやしはさまざまな料理に使え、しかも手軽に手に入るため、食事や家計の強い味方です。しかし、もやしは長く日持ちする野菜ではないため、「食べ切れなかったもやしを残しておいたら、食感や風味が落ちてしまった!」という経験もあるのではないでしょうか。もやしは一度封を開けてしまうと、空気に触れてしんなりとしてしまい、風味の低下が進みます。
もやしを開封した際は、できるだけ一度で使い切ってしまいたいところですが、使い切れずに残してしまう場合は、冷蔵保存をしておきましょう。開封後にもやしを冷蔵保存しておく場合は、2~3日ほどが保存期間の目安です。おいしく食べるためにも、なるべく早く使い切るようにしてください。

もやしを冷蔵保存するときに押さえておきたいコツ

もやしを冷蔵保存するときに押さえておきたいコツ

zcw/Shutterstock.com

もやしを冷蔵庫に入れておくだけでは、2~3日しか保存できませんが、冷蔵保存するときにひと手間かけることで、さらに長持ちさせることができるのをご存知でしょうか?「もやしを水に浸す」という工程を踏むことで3~7日ほど持ちがよくなります。簡単な方法ですが、このひと手間だけで保存期間を倍以上に延ばすことができます。

開封済みのもやしの場合

冷蔵保存するときは、蓋付きの保存容器を用意し、中にもやしを入れます。その後もやしがひたひたになるくらいまで水を注ぎ入れ、冷蔵庫に入れます。2日に1回、水を取り替えながら保存をしましょう。この方法で、最長1週間も保存ができ、さらにもやしのシャキシャキとした食感までも保つことができます。もやしの保存に際してはとても有効なおすすめの方法です。

袋の中の水分が気になる場合

未開封のもやしでも、袋の中に発生する水分が気になるという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、一度袋から出して水につけて保存をしましょう。もやしがしんなりするのを防ぐことができます。ただし、水につけておくとビタミンCをはじめとした水溶性の栄養分が流れ出てしまうので、なるべく早く使い切るのがおすすめです。

もやしを長く日持ちさせるなら冷凍保存

もやしを長く日持ちさせるなら冷凍保存

KOHUKU/Shutterstock.com

もやしの保存期間をさらに延ばしたい場合は、冷凍保存の必要があります。

開封前のもやしの場合

未開封のもやしなら、買ってきた袋のまま冷凍庫に入れるだけで冷凍保存することができます。

開封済みのもやしの場合

袋を開けてしまった場合は、もやしをざるに入れて水洗いをします。その後、もやしの水気をよく切ってから、チャック付きの保存袋に入れて保存しましょう。このとき、空気を抜くのを忘れないでください。

冷凍保存したもやしの保存期間は、2週間から1ヶ月ほどです。冷凍したもやしは、調理前に冷蔵庫などで解凍すると食感が失われてしまうので、凍ったまま調理に使うことをおすすめします。

冷凍保存したもやしはどんな調理に合う?

冷凍保存したもやしは、以下のような調理方法が最適です。
・炒め物
・汁物
・茹でてから和え物にする

また冷凍庫から出して、袋の上から軽く揉むと、パラパラとほぐれて必要な分量だけ取り出すことができるので、一度に使い切らなくても問題ありません。少量ずつもやしを使いたい、という方はぜひ冷凍保存をお試しください。

新鮮なもやしの見分け方

新鮮なもやしの見分け方

buydeephoto/Shutterstock.com

最後に、店頭で販売されているもやしの選び方をご紹介します。以下のポイントを押さえておきましょう。

太くて、袋を持ったときに固い感触があるものは新鮮な証拠です。さらに色が白いものほど新鮮でおいしいもやしです。

根は短く透明感のあるものを選びましょう。茶色いものは鮮度が落ちています。

豆付きもやしの場合

豆もチェックしましょう。豆が閉じており、薄黄色のものは新鮮です。

もやしを手に取ってみて、袋の中に水が溜まっている場合は、劣化が始まっているので避けた方がよいでしょう。

まとめ

もやしの冷蔵保存と冷凍保存についてご紹介しました。もやしは開封した袋のまま冷蔵保存した場合2~3日、水につけて冷蔵保存した場合3~7日、冷凍保存した場合は2週間~1ヶ月保存することができます。また少しでももやしを長持ちさせるためには、新鮮なもやしを選ぶことが大切です。根や豆の色が悪くなっていないか、茎が固くしっかりしているか、袋の中に水分が溜まっていないかをチェックし、新鮮なもやしを手に入れましょう。

プロフィール

監修者:遠藤 莉菜

監修者:遠藤 莉菜

管理栄養士。
管理栄養士専攻の大学を卒業し、管理栄養士国家試験資格を取得。化粧品会社に入社し、エステの施術や化粧品・サプリメントの販売を行うが、管理栄養士の資格を活かすため転職。現在は特別養護老人ホームの管理栄養士として高齢者の食事管理を行っている。
また、日本栄養士会認定栄養ケアステーションにも在籍し、休日などは時間を作り地域の栄養相談や栄養セミナーなどさまざまな栄養活動のサポートを行っている。