【管理栄養士監修】あさりはどれくらい日持ちする?保存方法や前処理についても解説

お味噌汁やお吸い物、酒蒸し、パスタなど、あさりはいろいろな料理に使え、とても便利な食材です。しかし、スーパーの特売で大量購入したり潮干狩りでたくさん獲ったりした場合には、一度に使い切れないことも多いのではないでしょうか。あさりの前処理の仕方、長く日持ちさせるための保存方法、味のよいあさりの選び方をご紹介します。

【管理栄養士監修】あさりはどれくらい日持ちする?保存方法や前処理についても解説
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あさりはどれくらい日持ちする?

あさりはどれくらい日持ちする?

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あさりは生ものであり、日持ちしないことで知られています。あさりにとっての適温は10~15℃とされており、常温保存には適しません。冷蔵庫で保存する場合でも、2日ほどで使い切るのがおすすめです。

潮干狩りなどで獲ったあさりは保存前の砂抜き・砂出しを

潮干狩りなどで獲ったあさりは保存前の砂抜き・砂出しを

あさりは保存する前に、砂抜き・砂出しの前処理が必須です。スーパーで購入したあさりの中にはあらかじめ前処理が済んでいるものもありますが、潮干狩りで手に入れた場合など、前処理をしていないものについては自分で行う必要があります。間違ったやり方で砂抜き・砂出しをすると、賞味期限にかかわらず、すぐに傷むことがあるので注意が必要です

海水と同じ塩分濃度の食塩水を用いる

砂抜き・砂出しをするうえで大切なポイントは、塩分濃度です。潮干狩りで獲った場合は、あさりと一緒に海水を持ち帰り、それを使って砂抜き・砂出しをするのがおすすめです。スーパーで購入したあさりの場合は、海水と同じくらいの塩分濃度である3%の食塩水を用意しましょう。水1Lに対して、塩30~35gほどが目安です。

あさりを重ならないように並べる

あさりは重ならないよう並べてください。重なった状態で砂抜き・砂出しを行うと、上に乗っているあさりが吐いた砂を下のあさりが飲み込んでしまうため、注意してください。バットなど底が広い容器を使うと便利です。

薄暗くする

あさりを入れた容器の上に、新聞紙などを被せましょう。あさりは夜行性のため、薄暗くした方が砂をよく吐き出すといわれています。

これらを踏まえて、2~3時間ほど浸けておきます。あさりの砂抜き・砂出しが済んだら、しっかりと殻を擦り洗いして、ぬめりや汚れを落としましょう。

すぐに食べるなら冷蔵保存

すぐに食べるなら冷蔵保存

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すぐに調理して食べるなら、冷蔵保存をしましょう。砂抜き・砂出しをした後、容器に3%の食塩水とあさりを入れ、新聞紙またはキッチンペーパーなどを上に被せてチルド室に入れます。密閉するとあさりが呼吸できなくなるため、容器のフタは使用しません。食塩水は1日1回新しいものに換え、2日以内を目安に使い切りましょう。

長期保存するなら冷凍で

長期保存するなら冷凍で

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しばらく使わない場合は冷凍をしましょう。冷凍保存前に、必ず、砂抜き・砂出しを行いましょう。冷凍保存の方法には2通りあります。調理方法に合わせて選択してください。

まとめて真水に浸けて冷凍する方法

あさりを保存容器に入れます。あさりの隙間が埋まる程度の水を注ぎ、冷凍庫に入れます。凍った水にはあさりのエキスが溶け込みます。お味噌汁やお吸い物などにしたいときは、この方法がおすすめです。また、水に浸かっているいるため、あさりが直接空気に触れず、酸化を遅らせることができます。この方法で、最大3ヶ月ほど日持ちさせることができます。

小分けして冷凍する方法

あさりの水気をとり、使いたい分に分けたら保存袋に入れて冷凍庫に入れましょう。小分けしてあるので、使いたい量を調節できます。

いずれの方法も、自然解凍はせず、凍ったまま調理するようにしてください。そうすることで、あさりの旨味を逃がさず食べることができます。

あさりの上手な選び方

あさりの上手な選び方

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せっかくなら鮮度がよく、味のよいあさりを選びたいものです。どのようなあさりを選べばよいのでしょうか。

殻の模様がはっきりしている

殻の模様がはっきりしているあさりは、天然物だとされています。天然物は海の栄養をたっぷりと吸収しており、美味しいです。反対に、養殖物は模様が曖昧で全体がくすんだ色をしていることが多いです。

パック内の海水が透明なもの

海水入りのパックに入ったあさりの場合、海水の透明度をチェックしてください。白く濁っているものは鮮度が落ちていると判断し、選ばないようにしましょう。

口が閉じているもの

一般的に、貝の口はぴったりと閉じているものが新鮮だといわれています。あさりは呼吸と同時に水管を出し、そのまま閉じないこともあるため、厳密に言えば口の開閉だけでは鮮度を判断することは難しいですが、美味しいあさりを選ぶ際のひとつの目安として知っておくとよいでしょう。

まとめ

もともと日持ちしないあさりですが、保存方法を工夫することで長く美味しい状態を保てます。潮干狩りを楽しんだ後は、ぜひこれらの方法を試して、あさりを最後まで無駄なく美味しく食べ切りましょう。

プロフィール

監修者:横川 仁美

監修者:横川 仁美

管理栄養士。食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。
メタボリックシンドロームの人へ向けた保健指導を中心に、ダイエットサポート、電話相談、雑穀販売等のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方に、食のアドバイスに携わる。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
また、健康食育シニアマスターやマイ穀スタイリスト、ヘルスケア栄養ライターの資格も保有。

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