【管理栄養士監修】鮮度キープ!クレソンの保存方法の鍵は「水分」にあり!

肉料理などに添えられているクレソンは、鮮やかなグリーンと爽やかな香りが特徴です。そんなクレソンは、カルシウム・ビタミンC・β-カロテンなど、さまざまな栄養素を多く含む、栄養価の高い野菜です。長く鮮度を保つためのポイントや冷凍保存のコツ、鮮度の見分け方を知って、いろいろな料理に積極的に使いましょう。

【管理栄養士監修】鮮度キープ!クレソンの保存方法の鍵は「水分」にあり!
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クレソンの日持ちはどのくらい?

クレソンの日持ちはどのくらい?

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「クレソン(オランダカラシ)」は清流を好んで自生するヨーロッパ原産の水生植物です。繁殖力はとても旺盛ですが乾燥しやすいため、購入後は常温ではほぼ1日しか日持ちしません。冷蔵庫で保存してもおいしく食べられるのは2~3日ほどと短いため、購入後はできるだけ早めに消費しましょう。また、クレソンは青ネギや豆苗のように比較的簡単に栽培できる野菜なので、毎日1回、こまめに水を換えるだけですぐに根が出はじめ、小さな新しい葉が次々に伸びてきます。

鮮度を保つクレソンの保存方法

鮮度を保つクレソンの保存方法

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クレソンは購入したままではすぐに萎れて、香りもなくなってしまいます。みずみずしい状態をキープするためには下処理が欠かせません。乾燥を防ぐために、まずはパッケージや袋から出し、水で濡らした新聞紙やキッチンペーパーで包みましょう。さらにポリ袋などに入れて密封し、冷蔵庫で保存するのが基本です。あるいは、少量の水を張ったグラスにクレソンを挿し、ポリ袋で密閉して冷蔵庫で保存すれば1週間は保存できます。野菜は自生しているときと同じように保存することで鮮度が保たれるともいわれています。クレソンは上に向かって伸びる野菜なので、冷蔵庫の中でも根の方を下にして立てるようにすることで、より鮮度を保つことができます。
また、クレソンの葉は薄くて柔らかいので、折れたり傷がついたりするとそこから痛みはじめてしまいます。そこで、サラダや肉料理の付け合わせとして使いたいときはあらかじめ硬い茎から手で摘み取り、茎と葉を別々に保存するのもおすすめです。葉の部分は密閉容器にふんわり入れておくと、最後まできれいなまま使うことができます。必ず容器の底に濡れたキッチンペーパーを敷き、あまりギュウギュウ詰めにしないのがポイントです。

クレソンを冷凍するコツ

クレソンを冷凍するコツ

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クレソンは生のままでも、下茹でしても冷凍保存ができる野菜です。ただし、冷凍保存してしまうと生のときのシャキシャキした食感は残らないため、冷蔵庫に移して自然解凍した後、あえ物や炒め物、スープの具にするといった使い方が前提になります。
まず、生のクレソンを冷凍するときは洗って水気を切り、食べやすく5cm前後の長さにカットして1度に使い切れる量ごとに小分けします。茹でる場合はたっぷりのお湯に塩を加え、好みの硬さ(10秒~20秒)になったら冷水に取って粗熱を取りましょう。よく絞って小分けにします。どちらの場合もラップで包んでからチャック付きの保存袋に入れ、1ヶ月ほどで食べきるようにしましょう。

新鮮なクレソンの見分け方

新鮮なクレソンの見分け方

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クレソンは全国でハウス栽培されていますが、路地物の旬は春から初夏にかけて(3月から5月頃)です。新鮮なものほど強い香りがしますので、売り場の周辺でクレソンの香りがしたら買い時です。葉は大きく濃い緑色で、節の間隔が狭く密集しているものを選ぶようにします。黄色く変色したものや、つやのないものは鮮度が落ちているので避けましょう。また、クレソンの茎は時間の経過とともに曲がってくる性質があるため、太くまっすぐなものほど新鮮です。茎が硬く筋張っていたり、切り口から白いヒゲ状の根が出ているのは収穫してから時間が経っている証拠です。

クレソンの辛みのもとは、シニグリンという成分です。スープやソースにしてもおいしいですが、食欲増進や消化を助ける働きがあることから、肉料理の添え野菜としても最適です。

まとめ

クレソンを保存するときのポイントと、おいしい食べ方を紹介しました。春から初夏にかけて旬を迎えるクレソンは、爽やかな香りだけでなく「健康草」と呼ばれるほど栄養豊富な野菜です。
ただし乾燥に弱くあまり日持ちしないので、新鮮なものを選び、水分を逃さないよう保存することがポイントです。
新鮮なクレソンを食卓に取り入れて、日々の野菜不足を解消しましょう。

プロフィール

監修者:遠藤 莉菜

監修者:遠藤 莉菜

管理栄養士。
管理栄養士専攻の大学を卒業し、管理栄養士国家試験資格を取得。化粧品会社に入社し、エステの施術や化粧品・サプリメントの販売を行うが、管理栄養士の資格を活かすため転職。現在は特別養護老人ホームの管理栄養士として高齢者の食事管理を行っている。
また、日本栄養士会認定栄養ケアステーションにも在籍し、休日などは時間を作り地域の栄養相談や栄養セミナーなどさまざまな栄養活動のサポートを行っている。

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