【管理栄養士監修】『効果高める』ヨガと食事のタイミングはいつがベスト?

まったく違う行為に思えるヨガと食事には、実は共通点があります。ここでは、ヨガと食事の関係性についてご紹介しています。また、ヨガ前後の食事のタイミングや注意点についても触れています。さらにヨガに興味がある方向けにインドの食事のスタイルについても記しています。

【管理栄養士監修】『効果高める』ヨガと食事のタイミングはいつがベスト?
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ヨガと食事の共通点

ヨガと食事の共通点

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ヨガは単なる運動とは違い、エネルギーを活性化させ、老廃物を出していく行為です。また、食事もエネルギーを体内に摂り入れて、運動をすることで体外へと排出します。どちらも健康な体を維持したり、太らない体を作るのに大切な行為です。その点で食事とヨガは共通しているといえるでしょう。
また、自分と向き合う行為という点でも共通しています。一人ひとり体に合う食事は違うものであり、ヨガにも同様のことがいえます。そのときどきで心地よく感じるポーズは違うのです。

ヨガや食事を通して、自分の体に不足しているもの、自分の体が心地よく感じるものを知ることができます。このことからも、ヨガと食事は共通して自分と向き合う行為といえるでしょう。

ヨガ前後の食事のタイミング

ヨガ前後の食事のタイミング

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ヨガ前後の食事のタイミングについてご紹介します。

ヨガ前の食事

ヨガの何時間前から食事は控えた方がよいのでしょうか。その答えは大体2〜3時間前です。なぜなら、胃の中にまだ食べ物がある状態ではヨガも消化も満足にできなくなるからです。
ヨガの最中は全身の筋肉にエネルギーを使って、血液の循環をよくしていきますが、胃に食べ物があると、消化のために胃にエネルギーが集中しようとします。一方では、中途半端に全身にエネルギーが回り、消化が滞ってしまいます。
また、ヨガのポーズの中にはうつ伏せのものやお腹をひねるものもあり、食後すぐでは単純に苦しく感じるでしょう。

食事の時間ばかりでなく、食べる量にも注意が必要です。食べた物が多いほど、消化には時間がかかってしまうからです。できれば腹7分目で抑えるようにしてください。あと一品食べたいと思っても我慢するようにしましょう。
食べ過ぎを防ぐためには、本を読みながらなどの「ながらごはん」を止めるようにしましょう。他にはよく噛んで食べる、歯ごたえを残したレシピにする、味付けを薄めにして食欲を刺激しないようにする、などがコツです。

また、食べる内容にもできれば注意を払ってください。胃腸への刺激を少ないもの、消化によいものを中心に食べるようにしましょう。タンパク質を多く含むメニューや香辛料などが入ったものは消化に時間がかかったり、胃腸を刺激したりするのでできるだけ控えてください。

ヨガ後の食事

続いてヨガ後の食事についてです。ヨガの何時間後から食事を摂ったらよいのでしょうか。その答えは大体2時間後以降です。
なぜなら、ヨガの後は体のエネルギーの吸収力が上がっています。そのため胃腸も活発に活動していて、栄養を摂取するとすぐに吸収してしまい、太りやすくなるからです。

ヨガは内臓も動かす運動で、ヨガ後の内臓は活動的かもしれませんが、少し疲れている状態です。そこに食べ物を摂り入れると内臓に負担がかかってしまいます。
しかし、ヨガ後にプロテインを摂取するなら45分以内がおすすめです。アミノ酸が全身の筋肉に行き渡りやすくなります。

ヨガと食事の注意点

ヨガと食事の注意点

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ヨガ後は体が温まっている状態です。それを冷まそうと急に冷たいものを摂りすぎるのはよくないので注意してください。

また、ヨガ後すぐのお酒類も控えるようにしましょう。
ヨガの後は血液循環がよくなっているので、普段よりも酔いやすくなってしまいます。さらにアルコールには利尿作用があるため、体内の水分が足りなくなり脱水症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
どうしても飲む必要がある際は、飲酒の前に何か食べておくなどして空腹での飲酒は避けるようにしましょう。

ヨガ発祥の地「インド」の食事の考え方

ヨガ発祥の地「インド」の食事の考え方

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ヨガはインド発祥の運動ですが、そのインドではヨガをする者が心得るべき8つの教訓アシュタンガというものがあります。日常生活の中でしてはいけないこと、するべきこと、呼吸法、感覚を鋭くさせる方法などについての考え方が記されています。
ヨガのポーズをする前にこれらの習慣を習得する必要があるとされています。

もちろん日本におけるヨガはもっとハードルが低いものです。興味がある人はアシュタンガを実践してみると、より本格的なヨガを行うことができるでしょう。また、アシュタンガの中には不殺生の教えがあるため、菜食主義が推奨されていますが、インドの人も自分の体に合わない場合は無理に菜食主義にはしていないようです。
その代わり、命あるものを頂く際は感謝して食べることが大切とされていて、残したり腐らせたりすることは避けるべきこととされています。

まとめ

ヨガと食事はまったく違う行為に見えて、実は共通する点もありました。どちらも健康を維持するために自分と向き合うことのできる行為であるということです。
また、ヨガ前後の食事は、時間、その量、食べる内容など、おさえておきたいポイントもたくさんあります。ヨガと食事の両方を充実させ、健康な体を手に入れましょう。

プロフィール

監修者:遠藤 莉菜

監修者:遠藤 莉菜

管理栄養士。
管理栄養士専攻の大学を卒業し、管理栄養士国家試験資格を取得。化粧品会社に入社し、エステの施術や化粧品・サプリメントの販売を行うが、管理栄養士の資格を活かすため転職。現在は特別養護老人ホームの管理栄養士として高齢者の食事管理を行っている。
また、日本栄養士会認定栄養ケアステーションにも在籍し、休日などは時間を作り地域の栄養相談や栄養セミナーなどさまざまな栄養活動のサポートを行っている。

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