大根にはどんな栄養がある?押さえておきたい調理ポイントも紹介!【管理栄養士監修】

全国各地で栽培され、日常の食卓との関わりが深い大根。この記事では含まれる栄養成分など、大根に関する基本的な情報をご紹介します。その栄養を逃がさないおすすめの調理方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

大根にはどんな栄養がある?押さえておきたい調理ポイントも紹介!【管理栄養士監修】
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大根の旬はいつ?

大根の旬はいつ?

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大根は地中海沿岸地域から中央アジアが原産地だといわれています。エジプトでは4000年以上前から栽培されていて、日本には現在の中国を経由し、8世紀ごろに伝わりました。本格的な栽培が始まったのは江戸時代からです。
現在では、大根は全国各地で栽培されており、生産地や品種によって収穫時期が異なるため、一年中手に入れることができます。冬に収穫される大根は甘味が増すことから、10~3月が旬といわれています。品種ごとに旬があるため、それに合わせて味わってみてください。

大根に含まれる栄養成分とは?

大根に含まれる栄養成分とは?

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大根は大部分が水分にもかかわらず、独特な栄養素が多く含まれている食材で、根の部分にはアミラーゼ(ジアスターゼ)やプロテアーゼなどの消化酵素が豊富に含まれています。ほかにも、以下のような栄養素が豊富に含まれています。

イソチオシアネート

イソチオシアネートは辛味成分で胃液の分泌を促したり、肝臓の解毒作用を助けたりする働きがあります。ただし、大根おろしにするなど細胞を破壊しないと摂取できない栄養なので、調理方法を工夫する必要があります。

β-カロテン

大根の根の部分には含まれていませんが、緑黄色野菜である葉の部分にはβ-カロテンが多く、カイワレよりも通常の大根の方が2倍の量を含んでいます。この抗酸化物質としても有名なβ-カロテンには目の健康維持、皮膚・粘膜の健康維持といった効果があると報告されています。

大根の栄養を逃がさない調理方法

大根の栄養を逃がさない調理方法

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幅広い調理方法に適している大根ですが、大根は部位によって含まれる栄養素が違うので、それぞれ調理方法を変えてみましょう。

葉に近い部分

葉に近い部分は、β-カロテンやビタミンK、葉酸などが豊富に含まれているので、水にさらす時間が少ない大根おろしやサラダがおすすめです。

真ん中から先端部分

根の真ん中部分はおでんなどの煮込み料理に、先端部分は辛味が強いので味付けの濃い料理に入れたり、漬物に利用できます。しかし、煮ることによってビタミンCやアミラーゼ(ジアスターゼ)、辛味成分のイソチオシアネートなどの栄養が損なわれてしまいます。消化酵素を取りたいときは大根おろしや漬物など50度以上に加熱しない調理がおすすめです。

葉の部分

大根の葉の部分も栄養が豊富なので、刻んでお味噌汁の具にしたり、じゃこいもやベーコンと炒めてご飯にふりかけるなどして溶け出た栄養を米に吸収させたりする調理方法がよいでしょう。

まとめ

大根の基本情報をご紹介しました。大根は一年中手に入れることができますが、主に冬の時期に旬を迎えるものが多いので、冬は積極的に大根を手に取ってみてはいかがでしょうか?また大根は幅広い調理に適しているので、さまざまな料理法で、召し上がってみてください。

プロフィール

監修者:中野 照規

監修者:中野 照規

管理栄養士。
これまでに高齢者施設や病院で厨房業務や栄養管理業務に携わる。現在は病院給食の現場で調理補助兼栄養士として食事管理を行っている。
栄養学生時代の学外実習で食育の面白さを知り、卒業後もボランティアスタッフとして食育に関わっている。

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