【管理栄養士監修】差は5日!種類別しめじの日持ち期間と保存のコツ
炒めてもよし、煮てもよしのしめじは、リーズナブルで冷蔵庫にあると便利な食材です。そんなしめじには4つの種類があり、それぞれ日持ちする日数が異なります。この記事では、種類別のしめじの日持ち期間や冷蔵・冷凍保存の正しい方法、新鮮なしめじや美味しいしめじの見分け方をご紹介します。
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種類別!しめじの日持ち期間

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日本で流通しているきのこの中でも食卓に並ぶ機会が多いのが、しめじです。しめじは、価格がリーズナブルでローカロリー、食物繊維などの栄養も豊富で、ダイエットや食費の節約にも大活躍します。野菜炒めやスープ、カレー、グラタンなどさまざまな料理に使える食材なので、まとめ買いをする方も多いのではないでしょうか。まとめ買いをする際に気になるのが賞味期限ですが、しめじを含めたきのこ類のパッケージに賞味期限が記載されていることはほとんどありません。だからといって、いつまでも食べられるわけではありませんので、日持ち期間を知っておくことは大切です。まずは、種類別のしめじの特徴と日持ちする日数をご紹介します。
ぶなしめじ

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しめじといえば、ぶなしめじをイメージされる方が多いと思います。スーパーの野菜売り場でも一番多く目にするしめじで、若干の苦みがある味が特徴です。ぶなしめじの日持ち(賞味期限)は、流通経路によって違いはありますが、スーパーなどで購入した場合は冷蔵保存で7日程度です。農家の直売のものなど手元に届くまでの時間が短い場合は、もっと長い期間、美味しくいただけます。ぶなしめじは、日持ちするように品種改良されているので、他のしめじよりも日持ちの日数が長いのが特徴です。
ひらたけしめじ

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ひらたけしめじは、ひらたけをしめじのような形状で栽培したきのこです。つまり、しめじではなく、ひらたけです。しめじという名が世の中に広まった当時、一番多く流通していたのが、このひらたけしめじです。ぶなしめじが多く栽培されるようになり、現在では栽培している農家が減少しています。とても旨味が強いきのこです。ひらたけしめじの日持ち(賞味期限)は、スーパーなどで購入した場合、冷蔵保存で2~3日ほどです。
ほんしめじ

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ほんしめじは以前、「栽培ができないきのこ」とされていました。しかし、2004年に栽培方法が確立され、栽培が可能となりました。近年では「大黒本しめじ」というブランド名でスーパーの店頭でも見かけるようになりました。ほんしめじの特徴は、1本が太く肉厚なことです。ほんしめじの日持ち(賞味期限)は、冷蔵庫で保存する場合、7日間ほどです。
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はたけしめじ

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はたけしめじは、畑などによく生えていたことからその名が付いたしめじです。見た目はかさが大きく、軸が長いのが特徴です。食感はシャキッとした歯ごたえがあります。はたけしめじの日持ち(賞味期限)は、スーパーなどで購入してすぐに冷蔵庫で保存すれば、3日ほどになります。
正しいしめじの保存方法と冷凍保存について

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しめじは常温保存ではなく、冷蔵保存または冷凍保存がおすすめです。保存する際に、購入時に入っていた袋やパックのまま冷蔵庫で保存するという方もいるかもしれません。しかし、しめじは石づきから腐ってしまうことが多いため、石づきをカットして、小房に分けるのがおすすめです。水気が付いていると傷みやすくなってしまうため、ペーパータオルなどで水気をふき取り、ラップに包んで冷蔵保存します。また、冷凍保存をする際には、同様に石づきをカットして小房に分け、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存します。冷凍した場合の日持ち(賞味期限)は、約1ヶ月です。
新鮮なしめじの見分け方

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新鮮なしめじは、かさや軸がふっくらとしています。かさや軸にしわが入って、しなびたような見た目になっているものは、鮮度が落ちているため避けましょう。袋やパックの内側に水滴が付いているしめじも新鮮ではありません。また、美味しいしめじは、かさが小さめで閉じていたり、しめじ全体を上から見た時に軸が見えないほどに密集していたりします。ぎゅっとしまっているものを選びましょう。
まとめ
しめじの種類によって日持ち期間が異なり、最も日持ちするぶなしめじと日持ち期間が短いひらたけしめじでは、約5日もの差があります。また、保存方法によっても日持ち期間が大きく変わってきます。スーパーのセールなどでまとめ買いをした際には、日持ち期間が長い冷凍保存がおすすめです。しめじを傷ませて無駄にしてしまわないように、日持ち期間を理解して、正しい方法で保存するようにしましょう。
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プロフィール

監修者:遠藤 莉菜
管理栄養士。
管理栄養士専攻の大学を卒業し、管理栄養士国家試験資格を取得。化粧品会社に入社し、エステの施術や化粧品・サプリメントの販売を行うが、管理栄養士の資格を活かすため転職。現在は特別養護老人ホームの管理栄養士として高齢者の食事管理を行っている。
また、日本栄養士会認定栄養ケアステーションにも在籍し、休日などは時間を作り地域の栄養相談や栄養セミナーなどさまざまな栄養活動のサポートを行っている。