【管理栄養士監修】えのきの日持ち日数と豊かな風味を保つ保存方法

1年中スーパーで購入できて、鍋ものには欠かせないえのき。炒めものや和えものにも使え、とても便利です。そんなえのきですが、一度に使い切れなかった場合は、どれくらい保存しておけるものなのでしょうか?この記事では、えのきの日持ちの目安や正しい保存方法、新鮮なえのきの見分け方などをご紹介します。

【管理栄養士監修】えのきの日持ち日数と豊かな風味を保つ保存方法

えのきの日持ちはどれくらい?

えのきの日持ちはどれくらい?

えのきをはじめ、キノコ類は野菜と同じく生鮮食品というカテゴリーに属します。そのため、パックで販売されていても賞味期限が書かれていないことがほとんどです。ではえのきはいったいどれくらい日持ちするのでしょうか?
えのきは保存方法によって日持ちする日数が異なります。ここでは保存方法別に日持ちの目安を確認していきましょう。

常温:不可
冷蔵:2日~1週間
冷凍:1ヶ月
乾燥:数ヶ月~半年

えのきは、湿度や気温の高い場所ではすぐに傷み始めてしまうため、常温保存には向いていません。基本的には冷蔵庫や冷凍庫で保存しておきましょう。
スーパーで売られている袋詰めのまま保存した場合、袋内に水滴が発生し、えのきを傷めてしまいます。売られている袋のままの保存期間は、およそ2~3日と考えておきましょう。正しい保存方法で冷蔵保存すれば、1週間は保存できます。より長く保存しておきたい場合は、冷凍または乾燥えのきにしましょう。

冷凍・乾燥したえのきは長く保存できるほか、袋から取り出してそのまま調理に使えます。いろいろなレシピに幅広く使えるので、ぜひ試してみてください。

えのきの冷蔵保存の方法とコツ

えのきの冷蔵保存の方法とコツ

えのきの適切な保存方法をご紹介していきます。まずここでは冷蔵保存を確認していきましょう。

1.袋から取り出し、キッチンペーパーや新聞紙など吸収性のよい紙で包む。
2.ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存する。

えのきは時間が経つにつれて、水分が出てきます。水分は傷みが進行する原因となってしまうため、保存の際には吸収性のよい紙で水分を吸収してあげるようにしましょう。また、根元の硬い部分(石づき)を取らないようにしましょう。

上記の方法で保存していても、保存期間内に腐ってしまうこともあります。保存していたえのきに、以下に挙げるような兆候が見られたら、腐りかけている証拠なので注意しましょう。

・ツンとくる酸っぱいにおいがする。
・白色から黄色に変色している。
・水分が出ており、やわらかい。

えのきを長期保存する方法

えのきを長期保存する方法

続いてえのきを長期間保存できる、冷凍保存と乾燥保存の仕方をご紹介します。

冷凍保存の仕方

1. 根元の硬い部分(石づき)を切り落とし、1本ずつバラバラにする。
2. そのままチャック付き保存袋に入れ、冷凍庫へ入れる。
3. 1時間ほど経ったら一度取り出し、袋の上から揉んでえのきをほぐし、再び冷凍庫に入れる。

えのきは、袋から取り出してそのまま調理ができます。洗うと、えのきに水分がついてしまうほか、冷凍させる際にえのき同士がくっついてしまう原因にもなるため、そのまま冷凍保存するようにしましょう。途中で一度取り出して揉みほぐすのは、えのきを1本ずつバラバラにするためです。

ちなみに冷凍保存すると細胞が壊れて酵素が働きやすい環境となり、旨味成分のグアニル酸が増えるといわれています。この旨味成分やほかの栄養を逃さないためにも、冷凍えのきを使う場合は解凍せずそのまま調理するようにしましょう。

乾燥保存の仕方

1. 根元の硬い部分(石づき)を切り落とし、1本ずつバラバラにする。
2. 網やザルの上に広げ、日当たり・風通しのよい場所でおよそ2時間干す。
3. 水分が抜けたら、フライパンで全体が少し茶色くなる程度にから煎りしてさらに水気を飛ばす。
4. 乾燥剤と一緒にチャック付き保存袋に入れ、常温または冷蔵で保存。


長期で保存をしたい場合は、水気をしっかりと飛ばすことが重要です。
また、乾燥えのきを使用する際は、10~20分程度水につけて戻しましょう。この方法ですと、えのきの旨みをたっぷり含んだ出汁をとることもできます。お鍋や炊き込みご飯をつくるときにもおすすめです。

新鮮なえのきを見分ける方法

新鮮なえのきを見分ける方法

新鮮なえのきを選ぶためには、どこを見ればよいのでしょうか?

まず見るべきポイントはカサです。えのきのカサは時間が経つにつれて開いていきます。そのため、購入するときはカサが小さいものを選ぶのがおすすめです。次に色ですが、白くて透明なものを選ぶようにしましょう。最後に、袋の内側に水滴がついているものは時間が経っている証拠で鮮度が落ち始めているので、ほかのものを選ぶようにしましょう。

まとめ

えのきの日持ちの目安や、正しい保存方法、新鮮なえのきの選び方をご紹介しました。えのきは冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月が保存の目安です。すぐに使い切れない場合は、保存したい期間にあわせて最適な保存方法を選ぶようにしましょう。

プロフィール

監修者:横川 仁美

監修者:横川 仁美

管理栄養士。食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。
メタボリックシンドロームの人へ向けた保健指導を中心に、ダイエットサポート、電話相談、雑穀販売等のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方に、食のアドバイスに携わる。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
また、健康食育シニアマスターやマイ穀スタイリスト、ヘルスケア栄養ライターの資格も保有。

「食」の人気記事