ミニトマトの保存期間・保存方法を解説!日持ちさせるためのコツも【管理栄養士監修】

サラダやお弁当の彩りによく使われるミニトマト。冷蔵庫で保存するイメージが強いですが、実は常温でも保存することができます。この記事では、ミニトマトを日持ちさせる正しい保存方法や、常温・冷蔵・冷凍の保存期間と長期的に保存させる方法をご紹介します。

ミニトマトの保存期間・保存方法を解説!日持ちさせるためのコツも【管理栄養士監修】

ミニトマトの日持ち(保存期間)はどれくらい?

ミニトマトの日持ち(保存期間)はどれくらい?

常温、冷蔵、冷凍など、保存方法によって日持ちする日数は変わってきます。まずは保存状態ごとの日持ちの目安を見ていきましょう。

常温保存:(春・秋)3~4日 (冬)およそ1週間
冷蔵保存:7~10日
冷凍保存:およそ1カ月
乾燥保存:冷蔵で4~5日、冷凍でおよそ1カ月

ミニトマトは冷蔵庫で保存するイメージが強いですが、実は常温でも保存することができます。ただし、常温保存ができるのは25℃以下の場合です。そのため、夏場の暑い時期は避け、春や秋の涼しいときと冬場のみ行いましょう。

ちなみに普通のトマトと保存期間を比べてみると、常温、冷蔵、冷凍の場合はトマトとミニトマトでほぼ同じですが、乾燥させて冷凍した場合に差が出ます。乾燥した場合の冷凍保存期間は、普通のトマトはおよそ2カ月と通常の冷凍よりも長期保存できるようになりますが、ミニトマトは約1カ月で、通常の冷凍とほぼ同じ保存期間に留まります。

ミニトマトを日持ちさせる保存方法

ミニトマトを日持ちさせる保存方法

ここでは常温、冷蔵保存の仕方を確認していきます。さらに、甘味が少ないミニトマトや大量にミニトマトがある場合におすすめのコンポート(シロップ漬け)の作り方についてもご紹介します。

常温での保存方法

1.ミニトマトを通気性のよいザルに並べ、室内で保存する。

冷蔵での保存方法

1.ヘタを取り、水で洗う。
2.キッチンペーパーで水気を拭き取る。
3.食品保存容器にキッチンペーパーを敷いて、2を並べ入れる。
4.3の上にキッチンペーパーをのせ、フタを閉めて冷蔵室に入れる。

コンポート(シロップ漬け)の作り方

1.ミニトマト20~25個を湯むきする。
2.鍋に水300ml、砂糖150gとレモン汁適量(あればレモングラス1本分)を入れて火にかける。砂糖が溶けたら弱火にして少し煮詰めたら火を止め、そのまま冷ます。
3.食品保存容器に1と2を入れ、冷蔵室で半日ほど置く。

ヘタには雑菌が多く付着しているため、食品保存容器で保存する際は、ヘタをきちんと取り除きましょう。また、保存容器に入れたミニトマトを冷蔵庫で保存する場合は、野菜室よりも低温設定の冷蔵室に入れる方が長持ちします。甘味のあるコンポートは冷蔵室で4~5日程度保存でき、デザートやワインのおつまみにぴったりです。ほかにも、ピクルスやはちみつ漬けにして保存するのもおすすめです。

ミニトマトを長期保存する方法

ミニトマトを長期保存する方法

続いて長く保存ができる冷凍、乾燥保存の仕方について解説します。

冷凍での保存方法

1.ヘタを取り、水で洗う。
2.キッチンペーパーで水気を拭き取る。
3.ジッパー付き保存袋に入れ、冷凍室で保存する。

ミニトマトの乾燥保存

1.ヘタを取って縦半分に切る。
2.天板の上にクッキングシートを敷き、オリーブオイル少量を伸ばして1の切り口を上にして並べる。
3.2に塩、みじん切りにしたタイムの葉各適量を振りかけ、150~160℃に温めたオーブンで60分ほど焼いて冷ます。
4.食品保存容器やジッパー付き保存袋などに3を入れ、冷蔵または冷凍保存する。

冷凍保存したものは解凍せずにスープや炒めものにそのまま利用できます。乾燥のものもそのままパスタや煮込み料理に使えます。また、細かく切ってサラダにトッピングするのもおすすめです。

新鮮なミニトマトを見分ける方法

新鮮なミニトマトを見分ける方法

新鮮なものは皮にツヤとハリがあります。また、赤色が濃くてヘタの緑色がきれいなものを選びましょう。実割れやキズがあるものは、なるべく避けるようにしてください。

まとめ

ミニトマトは冷凍すれば1カ月近く楽しめます。また、コンポートやピクルスなど、好みの味に漬けて常備菜にするのもおすすめです。サラダやお弁当の彩りだけでなく、ぜひ正しい保存方法を知った上で、たくさんの料理にミニトマトを活用してみましょう。

プロフィール

監修者:横川 仁美

監修者:横川 仁美

管理栄養士。食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。
メタボリックシンドロームの人へ向けた保健指導を中心に、ダイエットサポート、電話相談、雑穀販売等のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方に、食のアドバイスに携わる。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
また、健康食育シニアマスターやマイ穀スタイリスト、ヘルスケア栄養ライターの資格も保有。