【管理栄養士監修】95%が水分!セロリの糖質とカロリーは低い?高い?

独特の風味を持つセロリ。苦手だという人が多い一方で、セロリが大好物だという人もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、セロリに含まれる糖質量やカロリーのほか、栄養価や効能などをわかりやすくご紹介していきます。

【管理栄養士監修】95%が水分!セロリの糖質とカロリーは低い?高い?

セロリの糖質は高い?それとも低い?

セロリの糖質は高い?それとも低い?

セロリは独特な味と苦みのほかに、みずみずしさも特徴の一つといえます。95%が水分でできていますが、糖質はいったいどのくらいあるのでしょうか。
文部科学省の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、セロリ100g中の糖質量は生のもので2.1gです。セロリ1本の重さが約100~150gであることを踏まえると、セロリ1本分の糖質量は2.1g~3.2gになります。
(参照元:http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365343_1-0206r8_1.pdf

セロリのカロリー

セロリのカロリー

ではセロリ100g中のカロリーは、いったいどのくらいあるのでしょうか。上記と同様のデータを参考にすると、セロリのカロリーは15kcalで、セロリ1本分に換算すると15~22.5kcalになります。

セロリ自体はカロリーが少ない野菜です。そのため、ドレッシングや調理方法に気をつければ、食事のカロリーを低く抑えることができます。セロリの代表的なレシピには、にんじんや玉ねぎなどの野菜と一緒に作るスープや酢で漬けるだけのピクルスなどがあります。生でも加熱しても美味しく食べられるため、そのままスティック野菜にしたり、きんぴらにしたり、工夫次第でいろいろな料理を楽しめます。
(参照元:http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365343_1-0206r8_1.pdf

セロリの栄養価と効能

セロリの栄養価と効能

大半が水分であるセロリは、栄養価が少ないと思う人もいるかもしれません。しかし、セロリにはカリウム・ビタミンK・ビタミンU・葉酸・アピインなど、体を健康に保つために必要な栄養素が含まれています。それぞれの効能を見てみましょう。

カリウム

ミネラルの一つであるカリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きのほか、神経伝達や筋肉の収縮に関わっています。また、ナトリウムを排出して塩分の摂り過ぎを調節する働きで有名です。カリウムは、じゃがいもやさつまいもなどのいも類、バナナやいちごなどの果物に多く含まれています。

ビタミンK

ビタミンKには、出血時に血液を凝固させて血を止める働きがあります。またカルシウムの吸収をよくし、丈夫な骨や歯を作る働きがあり、骨の健康に欠かせないビタミンの1つです。ビタミンKは緑黄色野菜や、納豆などの発酵食品に多く含まれています。

ビタミンU

ビタミンUは、別名「キャベジン」とも呼ばれる栄養素です。胃酸の分泌を抑えて胃腸の粘膜を丈夫にする働きや、細胞分裂・タンパク質の合成を促す働きがあります。また肝臓の働きの活性化や、肝臓内の余分な脂肪を分解するなどの効果も期待できます。ビタミンUはキャベツ、パセリ、レタスなどに多く含まれています。

葉酸

葉酸はビタミンB群の一種です。赤血球の形成やDNAの合成に関わっており、性別年齢問わずすべての人にとって必要な栄養素です。葉酸は野菜や柑橘類・レバーなどに多く含まれており、バランスよく摂取することが必要です。

アピイン

アピインとは、セロリ独特の香りを作り出している成分です。アピインには鎮静作用があり、イライラを抑える効果が期待できます。アピインはセロリのほか、パセリにも多く含まれています。

セリ科の野菜とセロリの糖質・カロリーを比べると?

セリ科の野菜とセロリの糖質・カロリーを比べると?

セロリはセリ科と呼ばれる野菜の一種です。セリ科の野菜は香りが強いという特徴があり、香辛料やハーブとして使われることもあります。そんなセリ科に該当する野菜には、三つ葉、パセリ、にんじん、せり、あしたばなどが挙げられます。ここでは、これらの野菜とセロリにおける100g中の糖質量・カロリーを比較してみましょう。

以下は、左側が糖質量・右側がカロリーです。

・セロリ:2.1g、15kcal
・三つ葉:1.5g、18kcal
・パセリ:1.0g、43kcal
・にんじん(生):6.5g、39kcal
・せり:0.8g、17kcal
・あしたば:1.1g、33kcal

セリ科の野菜の中で最も糖質量が少ないのはせり、最もカロリーが少ないのはセロリです。せりは春の七草の一つで、「七草がゆ」で使われます。普段から食べているという人は少ないかもしれませんが、糖質量が少ないうえにビタミンCやβ-カロテンなどの栄養素が豊富な野菜です。
そしてカロリーについては、今回取り上げている野菜の中では、セロリが最も低カロリーです。ダイエット中など、カロリーを気にしている方にはぴったりの野菜だといえます。
(参照元:http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/30/1365343_1-0206r8_1.pdf

まとめ

セロリはその大半が水分ながら、さまざまな栄養素が含まれる野菜です。ほかの野菜に比べて、低カロリー・低糖質な野菜であるため、ダイエットや糖質制限をしている方におすすめです。特有の苦味は茹でたり油で炒めたりすることで、少し和らげることができますので、普段はあまり食べないという人も、ぜひこの機会にトライしてみてください。

プロフィール

監修者:横川 仁美

監修者:横川 仁美

管理栄養士。食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。
メタボリックシンドロームの人へ向けた保健指導を中心に、ダイエットサポート、電話相談、雑穀販売等のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方に、食のアドバイスに携わる。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
また、健康食育シニアマスターやマイ穀スタイリスト、ヘルスケア栄養ライターの資格も保有。

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