【管理栄養士監修】柿1個の糖質とカロリーは?他の果物と比べてどう違う?

柿はそのまま食べるのはもちろん、干し柿やジュースにしてもおいしい秋の味覚の代表です。甘くとろけるような食感が魅力の柿ですが、1個あたりの糖質やカロリーはどのくらいかご存知ですか?この記事では、柿の糖質やカロリー、栄養素について解説するとともに、他の果物の糖質・カロリーと比べた結果をご紹介していきます。

【管理栄養士監修】柿1個の糖質とカロリーは?他の果物と比べてどう違う?

柿100g中の糖質量

柿100g中の糖質量

柿100gあたりの糖質量を見てみましょう。
柿(生の甘柿)100gあたりの糖質は14.3gです。柿1個の重さは200g程度なので、柿1個分の糖質は28.6gとなります。
しかし、干し柿になると結果が大きく変わります。干し柿100gあたりの糖質は57.3gで、生の甘柿の約4倍にも跳ね上がります。これは干し柿は水分が抜けて乾燥している分、生の甘柿よりも糖質量が多くなるからです。糖質の摂り過ぎは血糖値を急上昇させ、動脈硬化や心筋梗塞のリスクを高めるため、干し柿は食べすぎないようにしましょう。

柿100g中のカロリー

柿100g中のカロリー

次は柿100gあたりのカロリーを見てみましょう。生の甘柿100gのカロリーは60kcalなので、柿1個分(200g)に換算すると120kcalです。

では、干し柿のカロリーはどうでしょうか。干し柿100gあたりのカロリーは276kcalですが、こちらも糖質同様に生の甘柿約4個分のカロリーに相当します。

柿の栄養と効能

柿の栄養と効能

「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、柿にはさまざまな栄養素が含まれています。

ビタミンC

柿に含まれる栄養素として最も注目すべきなのは「ビタミンC」です。意外に思うかもしれませんが、ビタミンCの含有量は果物の中でトップクラスです。柿100gあたりに含まれるビタミンC は70mgですが、これはキウイ、みかん、グレープフルーツよりも多い数値です。ビタミンCの推奨量は成人で1日100mgとされています。つまり、柿半個〜1個で1日分のビタミンCが摂取できる計算になります。
また、ビタミンCは美容効果が高く、シミやソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を防いでくれるので、白く若々しい肌を保つ効果が期待できます。免疫力を高める効果もあるため、風邪をひきにくい丈夫な身体をつくるサポートもしてくれます。

タンニン

タンニンとはポリフェノールの一種で、柿特有の渋みの元となる成分でもあります。タンニンには強い抗酸化作用があるので、老化予防や動脈硬化を予防する効果があると言われています。
また、タンニンは二日酔いのもとになるアセトアルデヒドと結合して体外へ排出してくれるため、二日酔いの予防や症状改善にもよいとされています。

ペクチン

ペクチンは食物繊維のひとつで、便秘解消の効果が期待できます。

カリウム

カリウムには利尿作用があります。ミネラルの一種であり、むくみの解消や血圧の安定に効果があるとされています。

他の果物と糖質・カロリーを比較

他の果物と糖質・カロリーを比較

柿の糖質やカロリーを、他の果物と比べてみましょう。すでに紹介したように、生の柿100gの糖質は14.3g、カロリーは60kcalです。

りんご

りんご100gあたりの糖質は14.1g、カロリーは57kcalです。柿とりんごを比較すると、どちらもほぼ同じ糖質・カロリーであることがわかります。

ぶどう

ぶどう100gあたりの糖質は15.2g、カロリーは59kcalです。こちらもりんごと同様に、どちらも柿とほぼ同じ糖質・カロリーです。

いちご

いちご100gあたりの糖質は7.1g、カロリーは34kcalです。柿といちごを比較すると、柿の糖質・カロリーはいちごのおよそ2倍です。いちごは約90%が水分で構成されていることもあり、糖質・カロリーともに比較的低い果物です。

キウイ

キウイ100gあたりの糖質は11.0g、カロリーは53kcalです。柿とキウイでは、柿の糖質・カロリーの方がキウイよりもやや多いことがわかります。

バナナ

バナナ100gあたりの糖質は21.4g、カロリーは86kcalです。バナナは果物の中でも糖質・カロリーが高い果物です。そのため、柿と比較してもバナナの方が糖質・カロリーともにかなり高くなります。

まとめ

糖質・カロリーともに、柿は果物の中では標準的な数値です。柿は美容と健康によい栄養素をたっぷりと含んでいるため、柿が出回る時期は食事に取り入れてみてください。しかし、食べすぎは糖質の過剰摂取にもつながるので気をつけましょう。

プロフィール

監修者:遠藤 莉菜

監修者:遠藤 莉菜

管理栄養士。
管理栄養士専攻の大学を卒業し、管理栄養士国家試験資格を取得。化粧品会社に入社し、エステの施術や化粧品・サプリメントの販売を行うが、管理栄養士の資格を活かすため転職。現在は特別養護老人ホームの管理栄養士として高齢者の食事管理を行っている。
また、日本栄養士会認定栄養ケアステーションにも在籍し、休日などは時間を作り地域の栄養相談や栄養セミナーなどさまざまな栄養活動のサポートを行っている。

「食」の人気記事