舞茸の日持ち・賞味期限はどれくらい?正しい保存方法について解説
天ぷらや炊き込みご飯など、さまざまな料理に使われる舞茸。いざ購入したのはいいものの、賞味期限がわからず、どれくらいで使い切ったらよいのかお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでこの記事では、舞茸の保存期間や賞味期限、正しい保存方法、新鮮な舞茸の見分け方などをご紹介します。
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舞茸の日持ちはどれくらい?

舞茸は常温で保存するのか、冷凍させてから保存するのか、はたまた乾燥させるのかなど、その状態によって日持ちする日数が異なります。ここではまず、状態別の保存期間を確認してみましょう。
■舞茸の日持ち日数
常温:不可
冷蔵:3日~1週間
冷凍:1ヶ月
乾燥:常温で1ヶ月、冷蔵で2ヶ月
基本的に舞茸は常温での保存には適していません。夏場であれ冬場であれ、冷蔵や冷凍、乾燥などの方法で保存しましょう。ちなみにしめじやエリンギなども、舞茸と同様、冷蔵庫で1週間程度日持ちします。(しめじは種類により、保存期間に差があります。)
また舞茸を調理した料理の保存期間は、以下の通りです。
■調理した舞茸の日持ち日数
味噌汁:冷蔵で2~4日
常備菜(オイル漬け):冷蔵で10日
常備菜(バター醤油ソテー):冷蔵で3~5日
とくに常備菜としてオイル漬けにしておくと保存期間が延びるので、一度に食べきれない場合はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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舞茸の保存方法とコツ

では、舞茸を保存する際の手順を、ケース別に確認していきましょう。
冷蔵保存
1.パックから出し、キッチンペーパーで全体を包む。
2.包んだ舞茸をチャック付きの保存袋に入れて、野菜室に入れる。
オイル漬け
1.舞茸をフライパンで炒める、またはオーブントースターで焼く。塩胡椒やハーブ、鷹の爪、ブラックペッパーなどを使用して味付けもしておく。
2.粗熱を取り、よく冷ます。
3.保存用の瓶に移し、舞茸が浸るまでたっぷりとオリーブオイルを注ぐ。
バター醤油ソテー
1.オリーブオイルをフライパンにひき、舞茸(250g)を軽く炒める。
2.酒(大さじ2)とみりん(大さじ1)を入れ、両面蒸し焼きにする。
3.バター(8g)と醤油(小さじ2)を加えて絡める。
キノコは湿気に弱い食材です。パックのまま保存しておくと、パック内に湿気が溜まって状態が悪くなってしまいます。一度に使い切れなかった場合は必ずパックから外に出し、キッチンペーパーで包んで保存するようにしましょう。乾燥にも弱いため、密閉できる袋に入れての保存も欠かせません。
ちなみに上記の方法で保存していても、しばらく経つとぬめりが出てくることがあります。これは食べると危険な腐りかけのサインなので、ぬめりを感じた際には、食べる前ににおいを嗅ぐなど、よく状態をチェックしてみてください。
舞茸を長期保存する方法

続いて、舞茸を長い間保存しておきたいときの保存方法をご紹介します。
冷凍保存
1.手で少量ずつ小分けにする。
2.チャック付き保存袋に入れ、冷凍庫で保管する。
乾燥保存
1. 手で少量ずつ小分けにし、網やザルの上に広げて日当たり・風通しのよいところに2〜5日の間干す。
2.干した舞茸と乾燥剤をチャック付き保存袋に入れて、常温または冷蔵で保存する。
舞茸は保存時に洗う必要はありません。(天然もので汚れが気になる場合は、水洗いをしたあとしっかりと水気を拭き取ります。)保存袋に少量ずつ入れていくだけなので、冷凍保存の際もとても楽ちんです。
冷凍舞茸は、そのまま調理に使うのがおすすめです。自然解凍や電子レンジなどで解凍する必要はありません。むしろ、水分や栄養分が流れ出て食感や風味が悪くなってしまうため、解凍させない方がよいでしょう。干した舞茸は、水に10分ほど浸け、戻してから使用します。
新鮮な舞茸を見分ける方法

少しでも長く保存したいなら、購入時になるべく新鮮なものを選ぶことが欠かせません。そこでここでは、購入時に新鮮な舞茸を見極める方法を解説します。
まずカサをチェックします。濃い茶色で、1つ1つが肉厚なものが新鮮です。続いて軸の部分がきれいな白色をしているかを確認しましょう。中に水滴ができているものは古くなっている証拠です。パック販売の場合、パックの内側に水滴がついていないかも見ておくとよいでしょう。
『糖質コントロール 野菜と食べるバターチキンカレー』のレシピ

最後に舞茸を使った、おいしいバターチキンカレーのレシピをご紹介します。
材料(1人分)
からだシフト 糖質コントロール バターチキンカレー…1箱
ブロッコリー…30 g
大根…40 g
舞茸…30 g
ゆで卵…1個
オリーブオイル…小さじ1
塩…少々
生クリーム…適宜
※糖質量<1人分>:7.8g/1人分当り 糖質34.5%OFF(本品以外のバターチキンカレーを使用した場合のレシピとの比較)
作り方
1 バターチキンカレーは表記通りに温める。
2 ブロッコリーは耐熱皿に並べて軽く水をかけてラップフィルムをし600 Wの電子レンジで1分(500 Wで1分20秒)加熱をする。大根は1 cmの厚さの半月切りにして皮をむき耐熱皿に並べて軽く水をかけてラップフィルムをし600 Wの電子レンジで1分30秒(500 Wで1分50秒)加熱をする。
3 フライパンを中火にかけてオリーブオイルを入れたら大根と舞茸を焼き目がつくぐらいまで焼いて塩をふる。
4 皿にブロッコリー、大根、舞茸、ゆで卵を盛りつけたら温めたカレーを注ぐ。
5 仕上げに生クリームをかける。
舞茸をふんだんに使ったこちらのバターチキンカレーは、糖質量もおさえめなので罪悪感なく楽しむことができます。ぜひ調理してみてください。
まとめ
今回は舞茸の正しい保存方法と、日持ちの目安をご紹介しました。冷蔵保存ではおよそ1週間が日持ちの目安なので、一度にたくさんの舞茸を手に入れた場合は、冷凍や乾燥などの長期保存できる保存方法を試してみてください。どちらも意外と手間をかけずに保存できます。
プロフィール

監修者:横川 仁美
管理栄養士。食と健康・美容を繋ぐ「smile I you」代表。
メタボリックシンドロームの人へ向けた保健指導を中心に、ダイエットサポート、電話相談、雑穀販売等のカウンセリング等を通して、のべ2000人の方に、食のアドバイスに携わる。目の前の人の「今」、そして「これから」を大切にした食の提案を目指している。
また、健康食育シニアマスターやマイ穀スタイリスト、ヘルスケア栄養ライターの資格も保有。