キウイの日持ち・消費期限はどれくらい?【常温・冷蔵庫】での保存期間を解説

甘酸っぱい美味しさが特徴的なキウイ。いったいどれくらいまで日持ちするのでしょうか? この記事では、キウイの常温・冷蔵庫の場合の保存期間と保存方法、新鮮なキウイや腐ってしまったキウイの見分け方をご紹介します。また、長期保存する場合の冷凍保存の仕方やドライフルーツの作り方についても解説しています。

キウイの日持ち・消費期限はどれくらい?【常温・冷蔵庫】での保存期間を解説

完熟キウイは保存法に注意!キウイの日持ち日数

完熟キウイは保存法に注意!キウイの日持ち日数

キウイは熟しているかどうかで日持ちが大幅に異なります。購入したばかりの未熟なキウイの日持ちは比較的長く、完熟キウイは日持ちが短くなります。また常温で保存するか冷蔵で保存するか、夏場か冬場かでも日数が変わります。それぞれの日持ちをまとめると、以下のようになります。

未熟なキウイの保存期間

■常温
夏場:1週間
冬場:1ヶ月

■冷蔵
1~2ヶ月

完熟キウイの保存期間

■常温
夏場:2~3日
冬場:1週間

■冷蔵
1~2週間

キウイは温帯や亜熱帯の地域で育つフルーツであるため、夏場にも常温で保存が可能です。しかし、25℃以上の環境では傷みやすくなるため、気温が高い日はなるべく冷蔵庫で保存するようにしましょう。また、熟していないキウイは、追熟をさせるために15~20℃の環境に置いておくことをおすすめします。

基本的には、未熟なキウイは常温で、熟したものは冷蔵庫で保存と覚えておけばよいでしょう。追熟についてのくわしい方法は、以下で説明しているので参考にしてみてください。

正しいキウイの保存方法

正しいキウイの保存方法

ここでは、常温・冷蔵でキウイを保存する際のコツをご紹介します。

常温保存

キウイを常温で保存する際は、新聞紙やキッチンペーパーでキウイを1つずつ包み、3~4個まとめてビニール袋に入れて袋に数ヶ所穴を開け、口をゆるく結びます。これを冷暗所で保存しましょう。

キウイを追熟させたいときは、ビニール袋にりんごやバナナとともに保存するのがおすすめです。りんごやバナナはキウイの追熟を早める「エチレンガス」を放出するため、キウイの追熟を早め、甘くしてくれます。

冷蔵保存

キウイの冷蔵保存の方法は、常温保存での方法と同じです。ただし、キウイを冷蔵庫で保存する際には、野菜室や冷蔵室よりも温度が低いチルド室での保存がおすすめです。チルド室がない場合は、冷蔵室で保存しましょう。

カットしたものは切り口をきっちりとラップで包み、密閉容器かジッパー付き保存袋に入れて保存しましょう。日持ちは1~2日が目安です。日持ちはあまり変わりませんが、カットしたキウイをはちみつ漬けや砂糖漬けにするのもおすすめです。砂糖漬けに関しては、砂糖を多く使用すれば日持ちが延びます。

キウイを長期保存する方法

キウイを長期保存する方法

続いて、キウイを長期間保存する方法を確認していきましょう。長期保存する方法には、冷凍、もしくはドライフルーツにする方法があります。

冷凍保存

キウイを冷凍する場合、皮をむいて食べやすい大きさに切り、ジッパー付き保存袋に重ならないように入れて凍らせます。しばらく凍らせたら、一度キウイ同士がくっつかないようにほぐして、再度凍らせるのがおすすめです。

キウイを冷凍すると、1~2ヶ月は保存できます。食べ切れない場合は冷凍保存がおすすめですが、解凍しても元のようには戻らないため、半解凍でシャーベットのように食べるか、ジュースやスムージーにして食べましょう。ヨーグルトやサイダーに入れても美味しくいただけます。

ドライフルーツ

キウイを乾燥させて、ドライフルーツにしても長期間保存できます。一見難しそうなドライフルーツですが、オーブンで加熱をするだけで簡単に作ることが可能です。

まずキウイを5mmの厚さにスライスし、天板に並べます。グラニュー糖を少々ふりかけ100度に予熱したオーブンで60分焼きます。冷めたら網の上に移してしばらくおきます。全体に乾いたら完成です。

美味しいキウイと腐ったキウイの見分け方

美味しいキウイと腐ったキウイの見分け方

キウイは自宅で追熟を行う必要がありますが、あまり放置し過ぎると腐ってしまうこともあります。そこでここでは、追熟が進んで美味しいキウイと腐ったキウイの見極め方をご紹介します。

まず、美味しく熟したキウイは縦に持って上下を押したときに柔らかいのが特徴です。熟すまでは、先ほど説明した通り、りんごやバナナなどと一緒に常温で保存しておきましょう。また、キウイの購入時には、皮の色が薄めのものを選ぶのがおすすめです。さらに傷やへこみがあるとそこから傷みが進行するため、これらがないものを選びましょう。

腐ったキウイの特徴としては、カビが生えている、皮にシワがある、変色している、柔らかく汁が出ているなどが挙げられます。よくにおいや食感、見た目を観察し、腐っていないかどうか確認してから食べるようにしてください。

まとめ

キウイは熟しているかどうかや、保存方法、季節によって日持ち期間が異なります。よく確認して腐ってしまう前に食べるようにしましょう。万一食べ切れない場合は、冷凍やドライフルーツにするなどの長期保存の方法を試してみてください。

プロフィール

監修者:貞本 紘子

監修者:貞本 紘子

料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。
少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。
「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。