メロンの日持ち・賞味期限はどれくらい?日持ちさせる方法について解説

高級な果物として人気が高く、ジューシーな甘みがおいしいメロンは、熟成具合によって保存方法が異なります。そこでこの記事では、メロンの日持ちする日数や正しい保存方法、長期保存の方法、さらにおいしいメロンの見分け方についてご紹介します。お持ちのメロンの賞味期限が気になる方は参考にしてみて下さい。

メロンの日持ち・賞味期限はどれくらい?日持ちさせる方法について解説

メロンの日持ちはどのくらい?

メロンの日持ちはどのくらい?

メロンは、品種や個体によって違いはありますが、収穫から1〜2週間後が食べ頃で、一般的にバナナやキウイと同様に家で追熟させてから食べます。そのため、購入時は完熟(食べ頃)を迎えておらず、完熟するまでは常温で保存します。
そして、甘くいい香りがして、おヘソ部分がやわらかくなったら食べ頃のサインです。まるごと1個の状態であれば、常温から野菜室に移して保存します。保存期間は約2~3日で、熟しすぎるとおいしくなくなるため、くれぐれも食べるタイミングを逃さないようにしてください。
また、食べ頃のカットメロンを購入したり、メロンを切ったりした場合は、メロンの風味が落ちるため、冷蔵室で保存してこちらも2~3日で食べ切りましょう。

正しいメロンの保存方法

正しいメロンの保存方法

ここからはメロンの状態ごとの正しい保存方法を紹介していきます。

追熟中は常温保存

メロンは食べ頃になるまでは常温で保存します。保存方法は、ふきんやペーパータオルの上にメロンを置いて、風通しの良い涼しい場所で保存します。夏場で30℃以上ある場合は、野菜室など冷えすぎないところで保存しても構いませんが、基本的にはメロンは冷やしすぎると追熟が止まってしまうため、できるだけ冷蔵庫には入れないようにします。

完熟したら野菜室で保存

食べ頃になったら常温保存をやめて冷蔵庫の野菜室で保存します。ただし、メロンはほかの野菜や果物を熟成させるエチレンガスを発するため、保存する際はペーパータオルで全体を包み、ビニール袋などに入れてしっかり密封してから野菜室に入れましょう。
なお、食べる30分~1時間前に常温に戻すと、冷たいメロンよりもメロンの甘さや風味を強く感じられるようになります。

カットメロンは冷蔵保存

カットメロンを購入したり、完熟したメロンを切ったものが余ったりした場合には、種を取り除いてラップでしっかりと包んでから、野菜室または冷蔵室で保存します。ひと口大の果肉のみの場合であれば、保存容器に入れて冷蔵保存しましょう。どちらの場合も2~3日で食べ切りましょう。

メロンを長期間保存する方法

メロンを長期間保存する方法

メロンを長期的に保存するなら、生のメロンに比べると風味は若干落ちますが、冷凍保存がおすすめです。保存方法は、種と皮を取り除き、ひと口大に切ってラップで包み、冷凍用保存袋に並べ入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍室に入れます。この状態で約3週間保存できます。
食べる際は、しっかり解凍するとメロンの水分で果肉が崩れてしまうため、常温で5分程度半解凍した状態で食べるといいでしょう。また、適度に潰してシャーベットやフローズンドリンクにして楽しむのもおすすめです。

新鮮でおいしいメロンの見分け方

新鮮でおいしいメロンの見分け方

まるごと1個メロンを購入する際は、できるだけ新鮮でおいしいメロンを選びたいものです。そこでメロンを選ぶ際のポイントを紹介します。

形がいいもの

左右対称の形のメロンは甘みが強いといわれています。ですので、メロンは品種によって大きさが異なりますが、できるだけ平均サイズで、左右のバランスが均等になっているメロンを選びましょう。

皮の状態

網目があるメロンは、全体的に均一できれいな網目模様ができているもの、網目がはっきりと浮き出ているものが、甘みが強い傾向にあります。また、どのくらい熟しているかを知るために、メロンのおしりの部分を確認してみましょう。やわらかくなるほど、熟成が進んでいる証拠なので、食べるタイミングに合わせて、適度にやわらかいものを選びましょう。また、追熟が進んでくると表皮は黄色味をおびてきますので、色も食べごろを見極める目安になります。

重いもの

果肉と水分がたっぷりと詰まった、ジューシーで甘いメロンは、重量感があります。逆に、軽いメロンはワタと種の比率が多く、甘みが弱いことがあるので避けましょう。

においがいいもの

しっかりと果肉が詰まっているメロンは、熟成が進むと下の部分から甘いにおいを発生するようになります。そのため、購入時にメロンを手に取って下の部分のにおいを確認しましょう。ただし、あまりに甘いにおいが強い場合は熟しすぎている可能性があり、そのようなものは避けるようにしてください。

まとめ

メロンはおいしく食べられる期間が短く、場合によっては自分で食べ頃を見極める必要があります。さらにメロンは未完熟の状態と完熟した状態とでは、保存方法が異なります。そのため、ぜひこの記事を参考に正しい保存方法のコツを覚え、おいしく食べ切るようにしてください。

プロフィール

監修者:貞本 紘子

監修者:貞本 紘子

料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。
少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。
「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。