【管理栄養士監修】ケーキの糖質・カロリーは?糖質オフのレシピも紹介

おいしいケーキは老若男女問わず大人気です。しかし、糖質やカロリーが気になるという方も多いのではないでしょうか。本記事では、スポンジケーキ・ショートケーキ・ベイクドチーズケーキ・レアチーズケーキの糖質・カロリーを紹介します。

【管理栄養士監修】ケーキの糖質・カロリーは?糖質オフのレシピも紹介

ケーキの糖質はどのくらい?

ケーキの糖質はどのくらい?

ケーキといえば、糖質が多く含まれているというイメージですが、実際にはどのくらいの糖質が含まれているのでしょうか。代表的なケーキ1切れ分の糖質量を確認していきましょう。

■ケーキ1切れ分の糖質量
・スポンジケーキ(18cmホール8等分33.8g):17.9g
・ショートケーキ/果実なし(18cmホール8等分103.8g):44.6g
・ベイクドチーズケーキ(18cmホール8等分88.0g):20.3g
・レアチーズケーキ(18cmホール8等分92.4g):20.4g

【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

糖質量を比較すると、シンプルなスポンジケーキは糖質が比較的少なめですが、ショートケーキ、ベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキには糖質が多く含まれており、中でもショートケーキは群を抜いて糖質量が多くなっています。
これは、ショートケーキのスポンジ生地には小麦粉や砂糖がたっぷりと使われ、さらにホイップクリームにも砂糖が含まれているためです。
糖質が気になる方は、ホイップクリームが少ないシンプルなケーキを選択するようにしましょう。

ケーキのカロリーについて

ケーキのカロリーについて

次に、ケーキ1切れ分のカロリーを比較してみましょう。

■ケーキ1切れ分のカロリー
・スポンジケーキ(18cmホール8等分33.8g):101kcal
・ショートケーキ/果実なし(18cmホール8等分103.8g):339kcal
・ベイクドチーズケーキ(18cmホール8等分88.0g):280kcal
・レアチーズケーキ(18cmホール8等分92.4g):336kcal

【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

糖質量と同じく、スポンジケーキがもっとも低カロリーで、ショートケーキがもっとも高カロリーです。
但し、ショートケーキとレアチーズケーキを比較すると糖質量は2倍以上違いましたが、カロリーはほぼ同じくらい高カロリーになっています。これは材料のホイップクリームやチーズがともに脂質を多く含むからです。

糖質・カロリーを抑える方法

糖質・カロリーを抑える方法

ここではダイエット中の方や健康が気になる方が、どうしてもケーキを食べたいときにおすすめのケーキを紹介します。

ミルクレープ

ミルクレープはスポンジを使わず、ホイップクリームの使用量も比較的少ないです。そのため、糖質とカロリーを抑えることができます。

シフォンケーキ

シフォンケーキは卵白を泡立てて焼き上げるため、ボリュームがあっても意外に糖質やカロリーは少なめです。しかし、トッピングでホイップクリームがたっぷり使われているとその分カロリーアップしてしまうため、できるだけホイップクリーム使用量が少ない、シンプルなシフォンケーキを選びましょう。

手作りケーキ

お菓子作りが好きな方でしたら、ヘルシーなケーキを手作りするのもおすすめです。たとえば、にんじんやかぼちゃなどの野菜を使ったケーキなら、自然な甘味が楽しめて栄養もたっぷりです。また、豆腐や豆乳を使用したたんぱく質豊富なケーキ、砂糖の代わりに低糖質の甘味料を使った低糖質ケーキなどもよいですね。

まとめ

いかがでしたか?
甘くておいしいけれど、体のことを考えると敬遠してしまいがちなケーキですが、選び方を工夫したり、手作りしたりすることで糖質やカロリーを抑えることができます。
ぜひ、この記事を参考においしくヘルシーにケーキを楽しんでみてくださいね。

プロフィール

監修者:藤井歩

監修者:藤井歩

管理栄養士
大学卒業後、管理栄養士として高齢者福祉施設での給食管理業務、企業での特定保健指導、栄養講座講師、栄養指導ツール開発などの業務に携わる。
その後はフリーランスとなり、オンラインでのダイエット指導、特定保健指導、レシピ作成、コラム執筆など、栄養に関するさまざまな業務に携わっている。