【管理栄養士監修】マヨネーズのたんぱく質はどのくらい? 含まれる栄養素も紹介!
食卓に欠かすことのできないマヨネーズには、たんぱく質がどれくらい含まれているか、ご存じでしょうか。この記事では、マヨネーズに含まれるたんぱく質やその他の栄養素について解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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マヨネーズにたんぱく質はどのくらい含まれるのか?

マヨネーズに含まれるたんぱく質量をみていきましょう。
■マヨネーズ大さじ1杯(14g)中のたんぱく質量
・全卵型:0.2g
・卵黄型:0.4g
【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
マヨネーズにもたんぱく質は含まれていますが、全卵型、卵黄型どちらも低い値であることがわかります。たんぱく質を意識して摂取したいときには、マヨネーズ単体では難しいので、ゆで卵など高たんぱくな食材と組み合わせるといいですよ。
【管理栄養士監修】マヨネーズの糖質・カロリーが気になる!他の調味料とも比較マヨネーズの発祥はスペインのメノルカ島で、日本には1925年3月に初めてマヨネーズの製造に踏み切ったとされています。どんな食材とも相性のよいマヨネーズですが、心配なのはおいしくてつい摂りすぎてしまうこと。ここではマヨネーズの糖質量やカロリーのほか、他の調味料との比較もあわせてご紹介します。
マヨネーズに含まれる栄養成分

マヨネーズ大さじ1杯(14g)に含まれる栄養素について解説していきます。
栄養素の含有量を全卵型と卵黄型に分けてみていきましょう。
■マヨネーズ大さじ1杯(14g)中のカロリー
・全卵型:99kcal
・卵黄型:96kcal
■マヨネーズ大さじ1(14g)中の脂質量
・全卵型:10.6g
・卵黄型:10.5g
■マヨネーズ大さじ1(14g)中の塩分
・全卵型:0.3g
・卵黄型:0.3g
【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
全卵型と卵黄型では、数値に多少の差はありますが、大きな差はありません。どちらのタイプも、カロリーが高い値であることがわかります。「マヨネーズを食べすぎると太ってしまう」というイメージどおり、高カロリーな食材なので、食べすぎには注意が必要です。
また、脂質も高い値です。脂質は、エネルギー源になるほか、細胞膜を構成している成分で、人間の身体に必要な栄養素です。摂りすぎると肥満につながるので、適度な量を摂取するように心がけましょう。
マヨネーズの塩分量は、少なめであることがわかります。とはいえ、大量に食べるのはおすすめできません。食べすぎないように気をつけてください。
マヨネーズのカロリーには気をつけるべき

前述のとおり、マヨネーズは高カロリーな食材です。過剰に摂取すると、肥満につながってしまいかねません。そのほかにも、高カロリーなマヨネーズを食べるときには気を付けるべき点があります。
マヨネーズが高カロリーである原因は、原材料である食用油です。食用油の中には、トランス脂肪酸が多く含まれるものがあります。このような油を使ったマヨネーズを食べると、体内に悪玉コレステロールがたまりやすくなってしまいます。そのため、食べすぎには注意が必要なのです。
油の質が気になるときには、亜麻仁油やえごま油を使用して作ったマヨネーズがおすすめです。少し高価ではありますが、悪玉コレステロールを減らす作用もあるので、コレステロール値が気になるときには使ってみるのもいいですね。
まとめ
マヨネーズ自体は、たんぱく質が豊富な食材ではありません。そのため、たんぱく質を豊富に含む食材と組み合わせて食べるようにするのがおすすめです。ただ、高カロリー、高脂質な食材なため、たくさん使うのは避けて、適度に使うことを心がけましょう。
プロフィール

監修者:青木貴子
管理栄養士 一児の母
離乳食を通して見える子どもの成長を多くの人に知ってもらいたい!一度しかない離乳食期を楽しく過ごしてもらいたい!という思いから、フリーの栄養士として活動中。
食関連の記事執筆や、離乳食・栄養相談も行う。
日々の食事に関することから食材の使い方、ダイエットに関することまで、食にまつわる知識を幅広く発信している。