【管理栄養士監修】乾燥ひじきの上手な戻し方とは?保存方法や保存期間についても解説

食物繊維やミネラルを豊富に含み、長期保存が可能な乾燥ひじきは乾物の中でも人気の食材ですが、適当に水で戻したらすごい量になってしまった、という経験はありませんか?今回は、乾燥ひじきの上手な戻し方と保存方法、保存期間についてご紹介します。

【管理栄養士監修】乾燥ひじきの上手な戻し方とは?保存方法や保存期間についても解説

乾燥ひじきの上手な戻し方

乾燥ひじきの上手な戻し方

まずは、戻すのに適した量と戻し方について見ていきましょう。

乾燥ひじきの戻し量について

乾燥ひじきは水で戻すと量が約8~10倍に増えます。そのため、ひじきの煮物を作るなら乾燥ひじき一人分大さじ1(3g)を目安にするといいでしょう。また、乾燥ひじきは約10倍に増えることを考え、完全に戻せるように、たっぷりの水で戻すようにしましょう。

乾燥ひじきの基本の戻し方

乾燥ひじきを戻す方法は以下の通りです。

【手順】
1.乾燥ひじきを大きめのボウルに入れ、たっぷりの水を加え、芽ひじきなら5~10分、長ひじきなら20~30分ほど浸します。
2.ひじきがふっくらとしたらザルに上げます。
3.ひじきに砂や小さなゴミが付いていることがあるため、ザルのまま2~3回流し洗いして水気を切ります。

乾燥ひじきを戻す水について

乾燥ひじきには、水やぬるま湯、ゆでて戻す方法などがありますが、おすすめはたっぷりの常温水、もしくはぬるま湯で戻す方法です。ただし、冬場の水温は低いため、水温を調節しましょう。
また、早く戻したいときには、砂糖の浸透圧を利用した方法がおすすめです。手順はたっぷりのぬるま湯と砂糖少々を入れたボウルに乾燥ひじきを入れるだけです。芽ひじきなら5分ほどで戻るので、急いでいる際にぜひ試してみてください。

ひじきの上手な保存方法と保存期間

ひじきの上手な保存方法と保存期間

乾燥ひじきは開封前なら常温保存で、開封後なら袋や缶に入れて密閉状態にし、賞味期限内に食べ切りましょう。
戻したひじきは冷蔵庫保存で2~3日程度、煮物にしても5~6日程度しか日持ちしません。そのため、長期的に保存するなら、冷凍保存がおすすめです。一度に戻しすぎたり、煮物が食べ切れなかったりした場合には、上手に冷凍保存して、おいしく食べ切りましょう。

戻したひじきの冷凍保存方法

戻したひじきを冷凍保存する際は、まず水気を切ったひじきを冷凍用保存袋に入れ、平らに形を整えてから空気を抜くように封をします。
次に金属トレーにのせて冷凍室に入れて凍らせます。凍ったらトレーから取り出し、冷凍庫内に縦に収納すると省スペースで保存ができます。

冷凍ひじきの保存期間は、約1カ月です。
解凍方法は、使いたい分だけを割って加熱調理で使用しましょう。例えば、ハンバーグのタネに少し使ったり、朝のみそ汁に足したりと、便利な使い方ができます。また冷蔵室に移して解凍したり、常温で解凍したりして使用することもできます。

ひじきの煮物の冷凍保存方法

ひじきの煮物を冷凍保存するには、まず調理したひじきの粗熱をとり、汁気を切ります。食べ切れる分量ずつ小分けにし、ラップで包みます。
このとき、薄く平らに形を整えておくと、解凍の際にムラがなく上手に戻すことができます。小分けにしたものを金属トレーにのせて冷凍室で凍らせます。完全に凍ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍室で保存します。保存期間は1~2週間です。

解凍方法は、冷蔵室に移して解凍しましょう。また、小分けにする際にお弁当用シリコンカップを利用し、冷凍用保存容器に入れて冷凍保存しておけば、そのままお弁当のおかずとしても使えます。

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まとめ

乾燥ひじきは水で戻す以外に、ぬるま湯や砂糖の浸透圧を利用して素早く戻す方法があります。水で戻したひじきやひじきの煮物は冷凍保存ができます。ぜひ、冷凍保存したひじきや市販の惣菜キットなどを使って、栄養たっぷりなひじきを積極的に食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

プロフィール

監修者:貞本 紘子

監修者:貞本 紘子

料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。
少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。
「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。