【管理栄養士監修】ウインナーの糖質・カロリーはどのくらい?種類別のソーセージで解説!

パリッとジューシーなウインナーはソーセージの一種で、子どもから大人まで大人気の食材。しかしウインナーは牛肉や豚肉などの加工品です。糖質やカロリー、そして栄養面が気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、気になるウインナーの糖質やカロリー、そして栄養と効能についてご紹介します。

【管理栄養士監修】ウインナーの糖質・カロリーはどのくらい?種類別のソーセージで解説!

【種類別】ウインナーの糖質量はどれくらい?

【種類別】ウインナーの糖質量はどれくらい?

まずは、ウインナー100gあたりの糖質量を見てみましょう。ウインナーはソーセージ(腸詰め)の一種です。ソーセージは太さや製法によってさまざまな種類があるので、今回は次の4つに分けて見ていきます。

・ウインナー:羊の腸を使用したもの、または太さ20mm未満のもの

・フランクフルト:豚の腸を使用したもの、または太さ20mm~36mmのもの

・ボローニャ(ボロニア):牛の腸を使用したもの、太さ36mm以上のもの

・ドライ:ソーセージを乾燥させて水分35%以下にしたもの

まず、ウインナーをはじめ4種類のソーセージの糖質量をみていきましょう。ウインナー1本の重さは比較するためにここでは1本あたり同じ重さと仮定し、15gとします。

■ウインナー100g中の糖質量

ウインナーソーセージ:2.3g
フランクフルトソーセージ:6.2g
ボロニアソーセージ:2.9g
ドライソーセージ:2.6g

■ウインナー1本(15g)中の糖質量

ウインナーソーセージ:0.3g
フランクフルトソーセージ:0.9g
ボロニアソーセージ:0.4g
ドライソーセージ:0.4g

【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

4つの中ではフランクフルトの糖質量が最も多く、最も低いのがウインナーソーセージでした。最近では糖質ゼロ(オフ)のウインナーもあるので、糖質制限中の方はこうした商品を選ぶのもよいでしょう。



【種類別】ウインナーのカロリーはどれくらい?

【種類別】ウインナーのカロリーはどれくらい?

では、ウインナー100gあたり、また1本あたりのカロリーはどうでしょうか。
糖質量と同様に、比較してみましょう。

■ウインナー100g中のカロリー

ウインナーソーセージ:331kcal
フランクフルトソーセージ:298kcal
ボロニアソーセージ:251kcal
ドライソーセージ:495kcal

■ウインナー1本(15g)中のカロリー

ウインナーソーセージ:50kcal
フランクフルトソーセージ:45kcal
ボロニアソーセージ:38kcal
ドライソーセージ:74kcal

【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

比較的低糖質だったドライソーセージが、4つの中で最も高カロリーとなっています。これは脂質やたんぱく質が多いためです。1~2本であれば問題はありませんが、それ以上食べるとカロリーオーバーとなる可能性があります。ダイエット中の方は食べ過ぎないようにしましょう。また、糖質が最も多かったフランクフルトは、意外にカロリーは低めです。

ウインナーに含まれる栄養と効能

ウインナーに含まれる栄養と効能

子どもにも好まれるウインナーですが塩分や脂質が多いため、食べ過ぎは禁物です。しかし、ウインナーには身体にとって大切な栄養素もたくさん含まれています。

動物性たんぱく質

食肉から作られるウインナーには、動物性たんぱく質が100gあたり11.5g(1本あたり1.7g)と豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉や骨、血液の元となる栄養素で、健康維持に欠かせません。ウインナーは食事にも取り入れやすく、傷ついた筋肉の修復にも役立つため、筋トレ愛好家にも人気があります。ダイエット中は野菜中心の食事に切り替える方もいますが、動物性と植物性のたんぱく質をバランス良く取ることも大切です。

またウインナーはコンビニなどでも1パック150円程度で販売しているので、一人暮らしの方でも簡単に動物性たんぱく質を摂取できるでしょう。

ビタミンB群

ウインナーは、ナイアシンやパントテン酸などビタミンB群が豊富な食材です。特に豚肉を使ったウインナーにはビタミンB1が多く、100gあたり0.35mg(1本あたり0.05mg)と同じ量の白米に比べて約4倍も含有しています。ビタミンB1は糖質のエネルギー変換や疲労回復に効果があるといわれています。また「発育のビタミン」といわれ、成長や細胞の再生を促すのにも役立つこと考えられているビタミンB2も含まれており、こちらは100gあたり0.12mg(1本あたり0.02mg)と同じ量の白米に比べて約6倍となります。

鉄分

ウインナーには鉄分も100gあたり0.5mg(1本あたり0.1mg)と、同じ量の鶏ササミ肉の2倍近く含まれています。赤血球を作る働きのある鉄分には、貧血を防ぐ効果が期待されます。ただし、加工食品によく使用される添加物「リン酸塩」には、鉄の吸収を阻害する働きがあるためくれぐれも摂り過ぎには気をつけたいところです。

ウインナーの糖質・カロリーと肉類を比較

ウインナーの糖質・カロリーと肉類を比較

最後に、ウインナーと牛肉、豚肉、鶏肉の糖質・カロリーを比べてみましょう。おさらいになりますが、ウインナー100gあたりの糖質量は2.3g、カロリーは331kcalです。

牛肉

牛肉(リブロース、脂身つき、生)の糖質量は、100gあたり0.1gです。ウインナーと比べるとかなり低い水準です。なお、ステーキ1人前に使われる牛肉は150g前後なので、1人前(150g)に換算すると0.2gとなります。
一方でカロリーは100gあたり573kcalで、ウインナーよりもかなり高い水準です。ステーキ1人前(150g)は860kcalにもなり、非常に高カロリーです。

豚肉

豚肉(ロース、脂身つき、生)の糖質量は、100gあたり0.2gです。牛肉(リブロース)よりはわずかに多めですが、ウインナーと比べると低い水準です。例えば生姜焼き1人前に使われる豚肉は100~150gなので、1人前に換算すると0.2~0.3g程度となります。
カロリーは100gあたり263kcalで、こちらもウインナーよりも低い水準です。1人前の分量(100~150g)では263~395 kcal程度となります。

鶏肉

鶏肉(もも、皮つき、生)の糖質量は、100gあたり0.0gで、糖質を全く含みません。ただし、唐揚げやタレ付きの焼き鳥など調理法によっては糖質が増えるため注意しましょう。
カロリーは100gあたり204kcalで、やはりウインナーよりも低い水準です。唐揚げ1人前に使われる鶏肉は150g前後なので、1人前(150g)に換算すると306kcalとなります。

ウインナーはダイエットに向いているか?

ウインナーは、上記のように糖質は同量の豚肉と同じくらい、牛肉や鶏肉と比べると高めです。同じ肉加工品と比べても、ベーコンが100gあたり0.3g、ロースハムが2.0gですから、少ないとは言えません。

またカロリーも鶏肉、豚肉より高く、加工品の中でもロースハムの212kcalの約1.5倍もあります。したがって、「ダイエットに向いている」とは決して言えません。

ウインナーを食べる際には、油をひいて焼いたり、フライにしたりするとその分のカロリーがかさむので、茹でる、油をひかずに炙る、など調理方法に気を付けるとよいかもしれません。

【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

まとめ

今回はウインナーの糖質やカロリー、栄養素について解説しました。他の肉類と比較するとウインナーは糖質、カロリーともにやや高めの水準なので、食べ過ぎには注意が必要です。一方で身体に必要な栄養素もたくさん含まれています。手に入りやすく調理も簡単な食材なので、ダイエット中は野菜と一緒に食べることなどを意識しながら、ぜひ食事に取り入れてみてください。

プロフィール

監修者:石川桃子

監修者:石川桃子

管理栄養士。
管理栄養士専攻の大学を卒業し、管理栄養士国家試験資格を取得。その後、歯科医院へ管理栄養士として就職し、食べる入り口となる《お口の健康=身体の健康》を伝えるべく活動をしている。健康になるために糖質コントロールなどの一人一人の生活スタイルに合わせた食事指導や砂糖を使わないレシピなどを提供。食事アプローチに携わる。
また、多くの方が健康に興味を持ってもらえるよう歯科医院での食事指導を広めるべく、独自で管理栄養士対象の歯科栄養ベーシック講座を2020年に開講。