オリーブオイルの糖質・カロリーはどのくらい?栄養素やダイエット効果についても解説
オリーブオイルは健康によい油として知られています。栄養豊富で糖質を含んでいないので、糖質制限中や健康に気を遣っている方におすすめの食材です。この記事では、オリーブオイルの糖質量やカロリーをはじめ、栄養素について解説します。
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オリーブオイルの糖質はどのくらい?

まずはオリーブオイルの糖質量を見ていきましょう。
■オリーブ油100g中の糖質量
・オリーブ油:0.0g
【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
0.0gというと不思議に思われるかもしれません。一般に糖質量は、炭水化物の量から食物繊維の量を引いて計算します。オリーブオイルは、炭水化物0.0g、食物繊維0.0gなので、糖質量も0になります。
つまり、オリーブオイルを使うとき・食べるときには、糖質量を気にする必要はありません。
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オリーブオイルのカロリーはどのくらい?

オリーブオイルは油ですので、カロリーは高いです。具体的にどのくらいのカロリーがあるのか確認していきましょう。
■オリーブ油100g中のカロリー
・オリーブ油:894kcal
【参考】文部科学省:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
オリーブオイル100gというと少しわかりにくいかもしれませんが、大さじ1(12g)と小さじ1(4g)に換算すると、「大さじ1=107kcal」「小さじ1=36kcal」になります。
オリーブオイル大さじ1杯のカロリーは、バナナ1本のカロリーとほぼ同じです。つまり、カプレーゼやパスタなどにオリーブオイルをまわしかけた場合、バナナ1本分相当のカロリーを加えたことになります。
オリーブオイルにはどんな栄養素が含まれている?

オリーブオイルは栄養豊富な油です。主な栄養素を見ていきましょう。
脂質
オリーブオイルの栄養素では、脂質の割合がもっとも高く、その中でもオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸は便秘を改善する効果や太りにくい体づくりに役立つと言われています。
βカロテン
βカロテンは脂溶性のビタミンで、抗酸化作用があります。体の中でビタミンAに変換され、粘膜や視神経を守ったり、免疫力を高めたりする効果が期待されています。
ビタミンE
ビタミンEは脂溶性のビタミンで、βカロテン同様に抗酸化作用があり、老化予防の効果が期待されています。
紹介したようにオリーブオイルにはダイエットや健康維持にうれしい効果が期待できますが、油なので、高カロリーです。摂り過ぎには注意しましょう。
まとめ
オリーブオイルは栄養豊富で糖質をまったく含んでいないので、糖質制限中やダイエット中の方、健康に気を遣っている方におすすめの食材です。ただし、カロリーは高いので、野菜などヘルシーな食材と組み合わせながら、オリーブオイルを上手に食事に取り入れてみてください。
プロフィール
監修者:川野 恵
管理栄養士
給食委託会社や仕出し弁当屋での勤務を経験し、病態やビジネスマン向けのレシピ作成の経験を積む。
現在はクリニックでの栄養指導に従事し、糖尿や脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、さまざまな疾患に悩む患者さんをサポート。
その傍らでWebライターとして正しい栄養の知識を発信している。